函館市 棒二森屋跡地の再開発計画受け入れ 35億円支出へ

JR函館駅前の老舗デパート「棒二森屋」の跡地の再開発をめぐり函館市は、地権者などでつくる団体がとりまとめた事業計画を受け入れた上で、およそ35億円の補助金を支出する方針を決めました。

4年前に閉店したJR函館駅前の老舗デパート「棒二森屋」の再開発をめぐっては、地権者などでつくる再開発準備組合が資材高騰を受けて事業計画を見直し、10月上旬にマンションやホテル、商業施設などを含む複合施設の新たな案を函館市に提出しました。
新たな計画の総事業費は当初からおよそ40億円多い230億円あまりで、市が支出する補助金は10億円増え、およそ35億円と想定されています。
函館市は、この計画を受け入れて事業を進める方針を決め、22日、組合側に返答しました。
また、入居スペースを買い取って公共施設を設置することにしていますが、詳しい内容は今後、検討していくとしています。
函館市は「昨今の物価高騰などの経済情勢を勘案すると事業計画は妥当だと考えている」としています。
事業計画では再来年度から解体工事を始め、令和10年の開業を目指すことにしています。