道 補正予算案 クマ駆除推進でハンターに報奨金など盛り込む

クマによる被害が相次ぐ中、道は冬眠中のクマなどの駆除を推進しようと、ハンターに報奨金などを支払う費用を盛り込んだ一般会計の総額で107億円あまりの補正予算案をまとめました。

道は21日、一般会計の総額で107億円あまりの補正予算案を発表しました。
この中で、来年2月以降、冬眠中のクマなどを駆除する「春期管理捕獲」を推進しようと▼駆除を行うハンターの出動経費や報奨金のほか、▼弾薬などの必要な資材、それに▼ハンターの育成に向けた研修経費などを補助する費用として、1500万円を盛り込みました。
また道職員の給与などを定める条例について、◇一般職の給与を0.99%、平均で3655円引き上げ、年間のボーナスも0.1か月多い4.5か月分とする改正案をまとめたほか、◇知事や副知事、それに道議会議員など、特別職のボーナスを0.1か月多い3.4か月分に引き上げるための改正案もまとめました。
これらの補正予算案や条例案は今月28日に開会する定例の道議会に提出される予定です。
一方、エネルギー価格高騰の影響が大きい冬に向けた経済対策は盛り込まれておらず、道はいまの国会で審議されている国の補正予算案の動向を見極めながら、追加提出を検討することにしています。