道の新型コロナ対応 病床確保や検査体制は約83%の人が評価

新型コロナの感染が確認されてから3年あまりの道の対応について道民に調査した結果、病床の確保や検査体制についてはおよそ83%の人が評価していることがわかりました。

道は、令和2年以降の新型コロナの対応を検証するため医療や経済、労働の分野の専門家で作る有識者会議を設置していて、道民1500人を対象にアンケート調査を行いました。
その結果、41%にあたる615人から回答が得られ、このうち病床の確保や検査など医療提供体制については82.6%が評価している一方で、電話相談窓口がつながらなかったや、病院までの距離が遠く、アクセスに課題があるといった今後の対応を求める意見も寄せられました。
また感染者や医療従事者などへの差別や偏見への対応については、SNSなどでの道の積極的な発信が抑制につながったとして、77.7%が評価していると回答しています。
さらに今後、新たな感染症が流行した場合に重点的に対応してほしいことを複数回答で聞いたところ、発熱外来や検査に対応する医療機関の確保が82.3%と最も多く、感染者が入院できる病床の確保が67.8%、電話相談窓口の体制の充実は57.2%でした。
道はさらに医療機関などへのヒアリング調査を行った上で、有識者会議で検証した報告書を年内にまとめることにしています。