室蘭工業大学で女性教員として最年少教授となった研究者が講演

室蘭工業大学で女性教員として最年少で教授となった研究者が、進路を考えている高校生を対象に講演し「自分の可能性を広げる選択をしてほしい」とアドバイスしました。

この講演は、進路を考える際の参考にしてもらおうと、17日、室蘭市にある海星学院高校で開かれ、1年生と2年生の生徒およそ20人が参加しました。
講師に招かれたのは、室蘭工業大学の太田香教授で、去年、この大学の女性教員として最年少の38歳で教授となり、ことし4月には情報通信ネットワークの研究で文部科学大臣表彰の若手科学者賞を受賞しています。
太田教授は大学卒業後に海外に留学した経験が研究者として働くことにつながったことや、両親や職場のサポートを受けて仕事と子育てを両立させていることなど、みずからのキャリアを紹介しました。
その上で「今後多くの決断をする時がくるが、自分の可能性を広げる選択をしてほしい。勇気を持ってチャレンジしてほしい」とアドバイスしました。
講演を聴いた2年生の生徒「とても貴重な経験になりました。目標を見つけて頑張りたいです」と話していました。
太田教授は「私の経験が少しでも役に立てばと思って話しました。女性だからとか考えないで自分のやりたいことに積極的に挑戦してほしいです」とエールを送っていました。