別海町の男性 ウクライナ支援で小型地雷除去機開発

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナで役立ててもらおうと発明に取り組む別海町の男性が対人地雷を除去する機械を開発し、17日、地元で披露しました。

機械は直径40センチほどの鉄製の車輪15個が並んだローラーをリモコンで操作できる芝刈り機で押す仕組みで、対人地雷を踏んで爆発させて処理します。
対人地雷の除去は金属探知機を使って掘り起こす方法のほか、重機型の地雷除去機もありますが、できるだけシンプルな材料と仕組みにすることで製造やメンテナンスが比較的安価で簡単にできるのが特徴です。
開発したのは町内で酪農業を営むかたわら農作業関連の発明に取り組む酪農業の深代光治さんで、ウクライナの人々の助けになればと3か月ほど前から地元の技術者とともに製作を進めてきました。
深代さんは「地雷を安全に撤去できる手助けになれば」と話しています。
深代さんは今後、クラウドファンディングで資金を募り、資金が集まればウクライナで実証実験を行ったうえで現地に寄贈したいとしています。