帯広のアパートで火災 近くの園児80人余が避難

帯広市のアパートで17日午前、火事があり、住人2人が煙を吸うなどして病院に搬送されました。この火事で隣接する認定こども園の園児80人余りが避難し一時現場は騒然となりました。

17日午前10時すぎ、帯広市東4条南14丁目の2階建てのアパートで、「建物から黒い煙が出ている」と近くの認定こども園の関係者から消防に通報がありました。
消防車など9台が出て、火は約3時間後に消し止められましたが、警察によりますと、このアパートに住む70代男性と60代女性が煙を吸うなどして病院に運ばれました。ただ、命に別状はないということです。
この火事で、アパートに隣接する認定こども園に通う2歳から6歳の園児84人が同じ敷地内の教会に避難し、現場は一時騒然となりました。
警察によりますと、アパートの1階部分にある一室の燃え方が激しいということで、警察や消防が火が出た原因などを詳しく調べています。

【隣接する認定こども園では】
火事があったアパートに隣接する認定こども園では、火事の知らせを受けて、2歳から6歳までの
園児84人全員が近くの教会に避難しました。
認定こども園の和泉有子園長は「小さな破裂音も聞こえたので、急いで避難しました。子供たちは日頃の訓練通りに落ち着いていて、泣いたり混乱する子もいませんでした」と話していました。
園によりますと、園児たちにけがはなく、17日は予定を切り上げ、早めに帰宅させることにしたということです。