ボージョレ・ヌーボー解禁あわせ 十勝ワインの新酒の販売開始

フランス産ワインの新酒、「ボージョレ・ヌーボー」の販売が16日解禁されたのにあわせて、道内有数のワインの産地、十勝の池田町でもワインの新酒の販売が始まりました。

町としてワインづくりに取り組んでいる池田町では、円安などで輸入ワインの値段に影響があることから、国産ワインの人気が高まると見込んで、例年は12月からだった新酒の販売を、去年から「ボージョレ・ヌーボー」の販売解禁にあわせて始めています。
去年は3600本の新酒を売り出しましたが、すぐに完売したということで、ことしは5000本に増やしました。
町の醸造施設、「ワイン城」の売店には16日から特設のコーナーが設けられていて、さっそく新酒を買い求める人の姿が見られました。
足寄町の63歳の女性は「白ワインの新酒を5本買いました。これから家に帰って飲むのが楽しみです」と話していました。
ことしは、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行してから初めての解禁となり、醸造施設でワインの製造を担当する山岸賢三さんは「友だちどうしで集まる機会も増えると思うので、さらに需要が高まるのではと期待しています。酸味が穏やかで飲みやすいワインになったので楽しんでほしいです」と話していました。