新駅開業で必要な北広島駅改修費 JR北海道が負担へ

プロ野球、日本ハムの新球場の近くに建設される新しい駅について、JR北海道はこれまで、「請願駅」のため新駅の建設費の負担は行わないとしてきましたが、開業に伴って必要となる隣の北広島駅の改修費用およそ4億5000万円については負担する方針を示しました。

新球場の近くに建設される新駅について、JR北海道はこれまで、地元・北広島市の要望を受けて設置する「請願駅」のため、建設費の負担は行わないとしてきました。
これについて、JR北海道の綿貫泰之社長は15日の記者会見で、85億円から90億円とする新駅の建設費のうち、開業に伴って必要となる隣の北広島駅の改修費用およそ4億5000万円についてはJRが負担する方針を示しました。
臨時列車などに対応するため必要となる線路を、北広島駅に新設する費用だとしています。
「請願駅」は、駅の設置を要望した自治体などが建設費を負担することが原則ですが、建設費の一部をJRが負担する形です。
新駅の完成時期をめぐっては、北広島市は2027年度末までを目指していますが、JR北海道は来年夏から工事を始め、4年の工事期間を経て2028年夏に完成する見通しだとしています。