エゾシカ猟の解禁を受けてヒグマ出没の山林のパトロール始まる

10月1日からのエゾシカ猟の解禁を受けヒグマの出没が相次いでいる山林にシカの死骸が放置されていないか確認するパトロールが留萌地方で行われました。

この合同パトロールはエゾシカ猟の解禁期間にあわせて毎年行われていて15日は猟友会や留萌振興局などから6人が参加しました。
参加者たちは地元の猟友会の支部長に案内してもらいながら留萌市を起点にヒグマの出没が相次いでいる山林の道路沿いを歩きシカの死骸が過去に放置されていた場所を確認していました。
15日はシカの死骸の放置は確認されませんでしたが地元の猟友会では死骸の放置はヒグマを引き寄せることになり人的被害につながる可能性もあることから注意を呼びかけています。
参加者たちはハンターたちが利用する小平町の温泉施設も訪れ、ヒグマと遭遇したときの注意点が書かれたチラシも配っていました。
北海道猟友会留萌支部の豊田敏巳支部長は「ヒグマの数が道内で増加しているのでハンターはシカの死骸を山林に放置せず処理施設などに持ち込んでほしい」と話していました。