標津町サーモン科学館 サケの産卵行動を間近に観察

標津町ではサケが産卵する様子をガラス越しに間近に観察できる展示が行われています。

標津町の標津サーモン科学館では水槽に石や砂利を敷くことで、川底の環境が再現されていてオスとメスのペア2組が入れられています。
メスは産んだ卵が窒息しないよう底から水が湧きあがる場所を選んで、尾びれを何度も振ってすり鉢状にくぼみを掘るとともにこぶしほどの大きさの石を集め「産室」を完成させました。
そしてメスは大きく口を開けてオスに合図を送ったあと石の隙間に卵を産み落とし、再び尾びれを振って砂利で埋めていきました。
根室市から訪れた女性は「初めて見たので感動した」と話していました。
また東川町の男性は「長い間こだわって産卵場所を作っていたのが意外だった」と話していました。
標津サーモン科学館の市村政樹館長は「産卵の瞬間ももちろん面白いが結構メスが苦労して穴を掘って産んでいるのでぜひそういうところも見ていただければ」と話していました。
この展示は11月30日まで行われています。