天人峡温泉 国有地で廃墟の2ホテル 解体作業始まる

上川の東川町と美瑛町にまたがる天人峡温泉の国有地で廃虚となっている2つのホテルの解体作業が15日から始まりました。

解体・撤去されるのは天人峡温泉の国有地で廃業した2つのホテルで、東川町や美瑛町、道などでつくる協議会によりますと、解体・撤去にかかる費用はおよそ14億円と見込まれています。
15日は廃業した2つのホテルのうち、「天人峡グランドホテル」で建物にたまった水をポンプで少しずつ外に排出する作業が行われました。
今後はアスベストを除去する作業などを来年3月までに完了させたあと、建物の床や壁を壊すなど本格的な解体作業に入り、来年12月までに撤去を終える見通しだということです。
協議会は跡地は公園として整備し観光客を誘致する考えで、解体・撤去にかかる費用のうち、国の補助金などを除くおよそ2億5000万円の地元負担分については、ふるさと納税をあてる方針で支援を呼びかけています。