“白老牛”のブランド力強化へ 「地域団体商標」取得目指す
胆振の白老町特産の「白老牛」について、生産者などで作る協議会は、国の「地域団体商標」の取得を目指すなどして、さらなるブランド力の強化を図っていくことを決めました。
これは、白老町を代表する特産品でブランド牛として知られる「白老牛」の生産者などで作る協議会が、13日総会を開いて決定しました。
総会では、新型コロナウイルスの影響で「白老牛」をPRする機会が減少し、認知度が低下しているなどとして、さらなるブランド力の強化を図る方法について意見が交わされました。
その結果、協議会を任意団体から法人に格上げしたうえで、地域ブランドを保護する特許庁の「地域団体商標」への登録を目指すことを確認しました。
また、4年前の令和元年を最後に中止が続いている「白老牛肉まつり」を再開させるなどして、その魅力を広めていくことで一致しました。
協議会の岩崎考真会長は、「牛の価格が下がるなどの問題もあるので、地域団体商標を取得する必要があると思った。商標の力をいかして、未来につなげていきたい」と話していました。
また、総会に出席した白老町の大塩英男町長は、「白老牛のブランド力の向上は喫緊の課題なので、協議会と一緒になって取り組んでいきたい」と話していました。