七飯のブランドりんご「ななみつき」の初競り 3キロ10万円

道南の七飯町のブランドりんごとして出荷されている「ななみつき」の初競りが行われ、最も高いもので3キロ10万円の値がつきました。

七飯町は明治2年に日本で初めて西洋りんごの栽培が始まったとされる、道内有数のりんごの産地です。
「ななみつき」は黄色にほんのり赤みがさした色をしていて、蜜の入りがよく、みずみずしいのが特徴で、七飯町のブランドりんごとして出荷されています。
函館市の卸売市場では14日、「ななみつき」のことしの初競りが行われ、およそ900キロが取り引きされました。
14日は3キロ入りの箱ごとに取り引きされ、最も高いものは去年、おととしと同じ7玉で10万円の値がつきました。
最高値で競り落とした仲卸会社の外崎勇次さんは「厳しい暑さの中、農家さんが頑張って育ててくれたことに感謝し、この値段をつけました。たくさんの人に食べてもらい、道南にこんなにおいしいりんごがあると知ってもらいたいです」と話していました。
「ななみつき」は来月上旬まで、函館のほか札幌や旭川など道内向けに販売されます。