JR北海道 4特急列車の自由席なくし すべて指定席で検討

JR北海道は、札幌と道内各地を結ぶ特急列車のうち札幌・帯広間を結ぶ「とかち」など4つの特急列車について、来年3月のダイヤ改正で自由席をなくし、すべて指定席にする方向で検討していることが分かりました。

関係者によりますと、JR北海道は来年3月のダイヤ改正で札幌・帯広間を結ぶ「とかち」、札幌・釧路間を結ぶ「おおぞら」、札幌・室蘭間を結ぶ「すずらん」、札幌・函館間を結ぶ「北斗」の4つの特急列車について自由席をなくし、すべての席を指定席にする方向で検討しています。
長時間の乗車となる特急列車で確実に座りたいという利用者のニーズにこたえるねらいもあるとみられます。
4つの特急列車の基本編成では自由席の車両はそれぞれ1両から3両あり、自由席を利用している人にとっては料金の負担が増える可能性もあります。
また札幌方面と新千歳空港を結ぶ快速エアポートは、新型コロナウイルスの感染対策が緩和されたことなどで利用者数が回復していて、日中の1時間あたりの運転本数を現在の5本から6本に増やす方向で検討しています。