千歳市 Rapidus量産に向け下水対応のポンプ場建設へ

先端半導体の国産化を目指すRapidusの工場建設に伴って、千歳市は2027年の量産開始後に生じる大量の下水に対応するためのポンプ場を工場の近くに新たに建設する方針を明らかにしました。

道によりますと、千歳市で工場の建設を進めているRapidusは、2027年の開始を目指す量産体制では1日あたり最大2万4000立方メートルの水の供給を道に申し込んでいます。
こうしたなか千歳市では、量産開始後に生じる大量の下水に対応するため、工場の近くにポンプ場を新たに建設する方針を10日開かれた市の審議会で明らかにしました。
市によりますと、現在ある設備では今後、大幅な増加が予想される下水に対応できない見通しだということで、ポンプ場のほかに下水管を新設することも検討しています。
市は早ければ来年度にも詳細な設計に取りかかりたい考えで、4年後を目指すRapidusの量産開始に間に合うようインフラ整備をいかに進めるかが課題となっています。