半導体関連企業の呼び込み強化へ 道が数値目標設定へ

半導体の製造や研究の拠点となることを目指している道は、半導体関連企業の呼び込みを強化しようと、進出が見込まれる企業の具体的な数や雇用者数などの数値目標を定めることになりました。

道は先端半導体の国産化を目指す「Rapidus」の進出をきっかけに、半導体の先進地域としての将来像を描く「ビジョン」の策定を進めています。
9日の有識者会議では骨子案が示され、▼インフラ整備などを通じて半導体関連企業の呼び込みを強化することや、▼関係人口の拡大を通じて経済効果を全道に波及させることなどが盛り込まれました。
その上で、来年度からの5年間を重点期間とし、進出が見込まれる半導体関連企業の具体的な数やそれに伴う雇用者数などの数値目標を定めることになりました。
出席した専門家からは、◇将来の北海道の姿をより具体的に示すべきだという意見や、◇経済効果を道央圏だけにとどめないための具体策を盛り込むべきだとという指摘が出されました。
道はこうした意見を踏まえて今年度中に「ビジョン」をまとめることにしています。