函館 大泉市長と学生が意見交換

人口減少が進む函館市で若い世代に市政への関心を持ってもらおうと、大泉潤市長と大学生らがまちづくりなどについて意見交換しました。

函館市内で7日、大学生などおよそ35人が集まり大泉市長と意見交換する懇談会が開かれました。
1つ目のテーマは「函館が若者に選ばれるために」で、学生からは子育て支援の充実や、就職先の選択肢が少ないといった意見などが出されました。
これに対し大泉市長は、「苦しい時期にサポートする子育て支援は大切で、地域経済にも還元される部分がある。また、地元の企業を知る機会のほか、企業誘致も重要だ。まずは地元の若い人に魅力を感じてもらうしかけづくりをしたい」などと語りました。
続いて「より多くの若者に市政に関心を持ってもらうために」というテーマでは学生から市長が直接、若い世代と関わることや、若い人が市政やまちづくりに参加する機会を増やして欲しいといった意見が出され、大泉市長は、「高齢者の割合は多いが若者への取り組みも本当に大事です。これからも皆さんの意見を聞いていきたい」と答えていました。
参加した学生は「市長も若者にアプローチしたいと言っていたので、今後、函館に残る身として楽しみです。この町に残りたいと思われるような市政になるために市民がどんどん意見を言えるような町になってほしいと思います」と話していました。