サケ密漁の罪で2人起訴 闇バイトで集められたか

10月、オホーツク海側の斜里町の川でサケを密漁したとして、釧路地方検察庁網走支部は、いずれも住所不定で無職の被告2人を水産資源保護法違反などの罪で2日までに起訴しました。
2人はいわゆる「闇バイト」で集められた可能性があるということです。

起訴されたのは、いずれも住所不定で無職の毛利友昭被告・23歳と後藤広樹被告・23歳の2人です。
起訴状によりますと、2人は10月15日から16日の間に斜里町の奥蘂別川でサケ65匹を刺し網を使って密漁したとして、水産資源保護法違反と北海道漁業調整規則違反の罪に問われています。
調べに対し、2人はイクラを密売する目的で9月ごろから北海道を訪れ密漁していたという趣旨の供述をしているということです。
検察によりますと、このほかにも数人が犯行に関わっていたということですが、メンバーは、いずれも面識はないとみられるということです。
また、一定期間が経過するとやりとりが消えるメッセージアプリでやりとりをしていたということで、いわゆる「闇バイト」で集められた可能性があるということです。
警察ではほかにも指示した人物がいるとみて捜査しています。