Rapidus進出で隣接の恵庭市が半導体関連企業の意向調査

千歳市で先端半導体の国産化を目指すRapidusの工場建設が進むなか、隣接する恵庭市は市内に工業団地を新たに整備するかどうかの判断につなげようと、半導体関連の企業に進出の意向を尋ねる調査を始めました。

Rapidusが千歳市で工場の建設を進めていることを受けて、千歳市やその周辺では今後、半導体関連の企業の進出が見込まれています。
こうしたなか千歳市に隣接する恵庭市では、半導体関連の企業およそ4000社を対象に市内への進出の意向を尋ねるアンケート調査をこのほど始めました。
アンケートでは工場やオフィス、それに研究開発拠点や物流拠点などを移転・新設する計画の有無や、進出先の自治体を選ぶ際に重視すること、そして恵庭市が検討対象となる可能性などについて尋ねていて、今年度中に結果を取りまとめることにしています。
恵庭市商工労働課の上山謙太郎課長は「Rapidusの影響で恵庭市でも進出のニーズが高まるだろうとみている。1つでも多くの企業から声を聞けるよう進めていきたい」と話していました。
恵庭市では市内に8つある工業団地にいずれも空きが無いことから、今回のアンケートの結果を踏まえて工業団地を新たに整備するかどうか判断する方針です。