安藤忠雄氏が北大に子どもの図書館を寄贈 7日に締結式

世界的建築家の安藤忠雄さんが子どものための図書館を北海道大学に寄贈することになり、7日に関係者による締結式が行われました。

締結式には北海道大学などの関係者のほか安藤さんがオンラインで出席しました。
安藤さんは子どもたちにのびのびとした環境で本に親しんでもらいたいと、「こども本の森」と名づけた図書館を全国の自治体に寄付しています。
今回は去年12月に北海道大学に提案し、実現することとなりました。
施設は北海道大学の南門の近くを予定していて、設計や建築の費用は安藤さんの建築事務所が負担をするということです。
3年後の2026年夏に完成する予定で、建設後は札幌市が市民の協力を得ながら市営の図書館として運営することにしています。
安藤さんは「戦争や自然環境の変化など、世界規模で物事を考える時代となっている。大自然に囲まれた北海道で地球や自然について本を読んで学び、新しいことを考えられる子どもたちが育ってほしい」と話しました。
北海道大学の寶金清博総長は「本を読むとともに、研究の奥深さを知ってもらうためにも図書館を活用したい」と話しました。