各地で冷え込む 初氷を旭川・函館・網走で観測

道内は5日、広い範囲で冷え込みが強まり、94の地点で最低気温が0度を下回る「冬日」となりました。気象台は、旭川市、函館市、網走市で初氷を観測したと発表しました。

気象台によりますと、道内は5日朝、高気圧に覆われてよく晴れ、地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響で広い範囲で気温が下がりました。
各地の最低気温は、陸別町でマイナス5.1度、新ひだか町三石でマイナス4.4度、稚内市沼川でマイナス4度、喜茂別町と上士幌町のぬかびらでマイナス3.8度を観測し、道内に174ある気象台の観測地点のうち、94の地点で最低気温が0度を下回る「冬日」となったほか、120の地点で今シーズンの最低気温を更新しました。
札幌市のけさの最低気温は2.6度まで下がり、今シーズン一番の冷え込みとなりました。
日中も、気温はそれほど上がらない見込みで、予想最高気温は、札幌市で13度、旭川市で11度、函館市で15度、などとなっています。
この冷え込みで、気象台は、旭川市、函館市、網走市で初氷を観測したと発表しました。
初氷の観測は、旭川市では平年より18日、去年より23日遅いほか、函館市では平年より3日、去年より12日遅く、網走市でも平年より6日、去年より10日遅くなっています。
このうち函館市と網走市では5日、初霜も観測されています。