大千軒岳でクマに襲われたとみられる遺体 行方不明の男性か

2日正午すぎ、道南の福島町などにまたがる大千軒岳の山中で、クマに襲われたとみられる遺体が見つかりました。性別など詳しいことは分かっていませんが、警察は先月29日から付近で行方が分からなくなっていた20代の男性とみて確認を進めています。

2日午後0時半ごろ、福島町などにまたがる大千軒岳の中腹に人が倒れているのを道の防災ヘリコプターが見つけました。
警察によりますと、倒れていたのは6合目付近の登山道から外れたやぶの中で、その場で死亡が確認されましたが、遺体の損傷が激しく、性別など詳しいことは分かっていません。
また、遺体や現場の状況などからクマに襲われたとみられるということです。
警察は、先月29日に入山し行方不明になっていた函館市の20代の男性とみて身元の確認を進めています。
この付近では、先月31日にも登山をしていた男性2人がクマに襲われてけがをする被害が起きていて、そのときは持っていたナイフで抵抗して追い払ったということです。
警察によりますと、2日、遺体が見つかった現場から数十メートルほど離れた沢で体長およそ1メートル50センチのクマ1頭が死んでいるのも見つかったということで、警察が関連を調べています。