エア・ドゥがパイロットを自社養成へ

今後懸念されるパイロット不足に対応するため、北海道を拠点とする航空会社「エア・ドゥ」は自社でのパイロットの養成を始めることを決めました。

エア・ドゥではこれまで、航空大学校や私立大学の操縦士課程を卒業していたり、ほかの航空会社でパイロットの経験があったりと必要なライセンスを所有している人を採用してきました。
しかし、航空業界ではLCC=格安航空会社の台頭やパイロットの定年退職などにより今後パイロット不足が懸念され、安定的な確保が難しいことから、エア・ドゥは自社での養成を始めることを決めました。
エア・ドゥとしてパイロットを自社養成するのは初めてです。
来年度から選考を開始して、再来年度以降、毎年4人程度の採用を目指しているということで、入社後の訓練にかかる費用は候補生と会社で負担することにしています。
エア・ドゥは「『北海道の翼』として、道内を発着する航空路線の維持や拡大のため、関係機関と連携しながら、多くのパイロットを養成していきたい」としています。