函館 テーオーデパートの土地建物 大阪の不動産会社に売却 

ことし8月末に閉店した函館市の商業施設「テーオーデパート」の土地と建物が、大阪市の不動産会社に売却され、商業施設として来年8月までのオープンを目指すことにしています。

テーオーデパートは61年前の昭和37年に開店して以来、幅広い世代から親しまれてきましたが、少子高齢化による市場規模の縮小などによって売り上げの低迷が続き、ことし8月末に閉店しました。
親会社の「テーオーホールディングス」によりますと、10月31日付けでこの土地と建物を大阪市の不動産会社に売却したということです。
売却額は非公表ですが、「テーオーホールディングス」は譲渡益として5000万円を見込んでいて、ことし12月に引き渡される予定です。
売却先の不動産会社はNHKの取材に対して「建物をリフォームした上で商業施設として経営していきたい。来年8月までのオープンを目指し、具体的な方針を年内に決めて地元の客と観光客のよりどころになるような場所にしたい」と話しています。