川を馬とカヌーでめぐる観光 商品化へ テストツアー 標茶町

道東の標茶町では釧路川を馬やカヌーでめぐるツアーの商品化が進められていて、1日、テストツアーが行われました。

標茶町と民間の団体、それに釧路開発建設部は、雄大な釧路川沿いを馬に乗って散策したり、カヌーで下ったりするツアー「うまたび×かわたび」をおととしから試験的に行っていて、来年秋ごろの商品化を目指しています。
1日は関係者などおよそ20人が集まり、商品化される予定のコースの1つとなっている、釧路湿原の中の遊歩道を乗馬しながら散策するテストツアーが行われました。
参加した人たちは、馬に乗って人の歩く速度でゆっくりと遊歩道を移動しながら、タンチョウやオオワシが生息する雄大な釧路湿原の風景を眺めていました。
軍馬の生産で栄えた歴史がある標茶町は、町の特産の馬を釧路川で人気のカヌー下りとともに、観光資源として打ち出したい考えです。
ツアーを企画した道東ホースタウンプロジェクト総合プランナーの岡本昌さんは「馬に実際に乗り、すばらしいコースだと感じた。特に馬が好きなシニア層に来てもらい、自然の中をのんびりと移動するのを楽しんでほしい」と話していました。