冬を前に 北斗市で除雪車の出陣式 作業の安全誓う

本格的な雪のシーズンを前に、北斗市で国道の雪を取り除く除雪車両の出陣式が行われ、作業の安全を誓いました。

北斗市にある北海道開発局函館道路事務所で行われた出陣式には、積もった雪を路肩に寄せる「除雪トラック」や「除雪グレーダ」など22台の除雪車両が集められ、作業関係者や地元の園児などおよそ100人が参加しました。
式ではまず、函館道路事務所の甲斐明所長があいさつし、「除雪は暮らしや経済を支える極めて重要な仕事で、地域のインフラを守っていくことが使命だ」と述べました。
続いて除雪を行う作業員の代表が「一丸となり、みんな笑顔で春を迎えられるよう事故ゼロを誓います」と述べて、作業の安全を誓いました。
このあと作業員たちは車両に乗り込んで動作確認を行ったあと、園児たちに見送られながら、それぞれの持ち場へと出発していきました。
式のあと甲斐所長は、「函館には雪道に慣れていない観光客なども多く訪れるが、すべての人が安心して走れる道を目指して、安全第一で作業を進めていきたい」と話していました。
函館道路事務所では、あわせて38台の除雪車両で、道南の総延長およそ265キロの国道の除雪や、路面凍結対策などを行うということです。