住民の“得意”を生かして交流 今回は“料理”で 白老町

胆振の白老町で、住民がそれぞれ得意なことを生かして食事で交流する催しが25日夜、開かれました。

この催しは、白老町のカフェと社会福祉協議会がことし1月から運営している「とくいの銀行」が開きました。
「とくいの銀行」ではお金を預けるのではなく、住民がそれぞれ得意なことを登録し、利用したい人が「銀行」を通じて依頼します。
25日は、「料理が得意」だと登録している人たちが栗ごはんや肉じゃがなどをカフェに持ち寄り、集まった「食べるのが得意」な人たちに提供しました。
参加者の中には1人暮らしのお年寄りもいて、住民たちは食事をしながら会話を楽しみ、交流を深めていました。
1人暮らしの80代の女性は「大勢で食事をしていた頃を思い出しました。
こういう機会を持ててとてもうれしいです]と話していました。
催しを企画したカフェの経営者で、「とくいの銀行」の“白老支店長”も務める田村尚華さんは「世代や年齢、出身も関係なく、みんなで仲良く同じご飯を食べました。参加者の笑顔が見られたことがいちばん良かったです」と話していました。