釧路 野鳥の死骸から高病原性の鳥インフルエンザ確認

釧路市で見つかった野鳥のノスリの死骸から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されました。国内では、今月4日に美唄市で回収されたカラスに続いて今シーズン2例目の確認で、道は養鶏場などに感染対策を徹底するよう呼びかけています。

道と環境省によりますと、今月18日、釧路市で野鳥のノスリ1羽が死んでいるのが見つかり、国立環境研究所で遺伝子検査を行ったところ、25日、致死率の高い高病原性の「H5型」の鳥インフルエンザウイルスに感染していたことが確認されたということです。
道によりますと、▼ノスリが見つかった場所から半径3キロの圏内に養鶏場などの農場はなく、▼道内でほかに野鳥が大量に死んでいるといった異常もみられていないということです。
野鳥から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されたのは、今月4日に美唄市で回収されたカラスに続いて、今シーズン、国内で2例目です。
国内の複数の場所で発生が確認されたことから、環境省は25日、野鳥の監視についての全国の対応レベルを3段階のうちの「2」から最も高い「3」に引き上げました。
道は、▼野鳥が死んだり衰弱したりしているのを見つけても素手で触らず、▼養鶏場などでは衛生管理や消毒を徹底するよう呼びかけています。