藤井八冠 来月の竜王戦対局で食べるおやつは 小樽で審査会

将棋界で史上初の八大タイトル独占を達成した藤井聡太八冠が来月、小樽市で「竜王戦」の第4局に臨むのを前に、棋士に提供されるおやつのメニューを決める審査会が開かれました。

小樽市で来月10日と11日に行われる第36期竜王戦の第4局では、将棋界で史上初の八大タイトル独占を達成した藤井聡太八冠に、伊藤匠七段が挑戦します。
対局の際に棋士に提供されるおやつのメニューを決める審査会が小樽市で開かれ、市の内外の菓子店などから応募のあった47点のうち、事前に行われた投票で得票数の多かった10点について、市などでつくる実行委員会のメンバーが見た目や味などを採点しました。
審査の結果、▼洋菓子部門では、小樽市や後志の赤井川村の店舗が応募した▽抹茶がふんだんに使用されたモンブランや、▽カボチャのプリン、それに▽特製の生クリームが特徴のチーズケーキが選ばれました。
また、▼和菓子部門では小樽市や倶知安町の店舗が応募した、▽シマエナガが将棋の駒を抱えた練り切りや、▽塩バター大福、それに▽くり餅が入ったどらやきが選ばれました。
2人の棋士が対局の当日、これら6つのおやつの中からどれを選ぶか、地元の関係者の間では注目が集まっています。
小樽市の迫俊哉市長は、「どのおやつも喜んで食べてもらえるものが選ばれたと思う。2人に食べてもらうことで後志・小樽のスイーツのPRになれば」と話していました。