函館 地元水産業を応援するイベント

中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止し、各地で大きな影響が出る中、地元の水産業を応援しようというイベントが函館市で開かれ、大勢の市民でにぎわいました。

このイベントは、北海道の「食べて応援!北海道キャンペーン」の一環で道の渡島総合振興局が21日開いたものです。
会場には道南各地で水揚げされたホタテやカニ、それにブリなど新鮮な魚介類がずらりと並び、通常より安値で販売されるとあって、午前10時の販売開始前から大勢の市民らが列を作りました。
会場では、漁業者が直接、店頭に立って訪れた客たちと会話する場面も見られ、活気であふれていました。
買い物に訪れた夫婦は、「地元の漁業を応援したいと思い、ホタテなどを買いに来ました。バター焼きにして食べようと思ってます」と話していました。
また、長万部町から冷凍ホタテを売りに出店した漁業者は「大変な状況が続いていますが、消費しやすい加工品にするなど販売方法を工夫して、チャンスを作っていきたい」と話していました。