函館 紅葉の名所「香雪園」で紅葉色づき始める

函館市にある紅葉の名所「香雪園」では木々の葉が色づき始め、訪れた人たちを楽しませています。

「香雪園」は、およそ150種類、7000本あまりの樹木が植えられていて、道内では唯一、国が名勝に指定している庭園です。
ことしは残暑が続いた影響で、木々の葉の色づきが例年より2週間ほど遅れていましたが、ようやく色づき始めました。
23日は、庭園内に植えられている「オオサカズキ」が真っ赤に色づいているほか、多くの木々がうっすらと色づき始めていて、訪れた人たちは写真を撮ったりしながらゆっくり散策を楽しんでいました。
およそ100メートル続く人気の散策路「カエデ並木」の紅葉は、10月末から11月上旬になる見通しだということです。
訪れた65歳の女性は「ここの紅葉が好きで毎年来ています。23日は青空と赤色がとてもきれいで来てよかったです」と話していました。
また、サンフランシスコから観光で訪れた60歳の男性は「光にすかした葉の赤色がとてもきれいでした」と話していました。
香雪園では、11月5日まで園内の紅葉をライトアップするイベントが午後4時から午後9時まで行われていて、園内は幻想的な世界に包まれます。
管理事務所は、周辺では車が混雑し渋滞となる可能性があるとして、来園には公共交通機関の利用を呼びかけています。