あまった食料品を支援必要な人へ 室蘭市が“フードドライブ”

今月は、「食品ロス削減月間」です。室蘭市は、家庭や企業であまった食料品を寄付してもらい、支援を必要とする人に届ける「フードドライブ」という取り組みを始めました。

この取り組みは、今月の食品ロス削減月間にあわせて、23日から室蘭市役所で始まりました。
受け付けているのは、米やレトルト食品のほか、菓子や調味料など、賞味期限が1か月以上残っている未開封の食料品で、来月以降、市の社会福祉協議会を通じて支援を必要としている家庭や子ども食堂に提供されるということです。
初日にあわせ、窓口となっている市役所1階の地域生活課にはさっそく市民が訪れ、果物の缶詰を寄付していました。
寄付をした30代の女性は、「初めてフードドライブに協力しました。必要な人に届いてほしいという思いで出しました」と話していました。
室蘭市環境課の田所和久主幹は、「食料品は非常に需要があると聞いています。貧困家庭の方のためや子ども食堂で有効活用したいので、ご協力よろしくお願い致します」と呼びかけていました。
食料品の受け付けは、室蘭市役所で来月2日までの平日に行われているほか、来月4日の土曜日には、ショッピングセンターの「モルエ中島」でも実施される予定です。