バスなど公共交通機関の運転手の就職相談会

バスなどの公共交通機関で人手不足が大きな問題となるなか運転手の仕事に関心を持ってもらおうと、十勝地方のバス会社でつくる団体などが帯広市で就職相談会を開きました。

この相談会は十勝地方でもバス路線の廃止や減便が相次ぐなど、運転手不足の問題が深刻となる中、地元のバス会社でつくる団体や道などが帯広市で開きました。
会場となった市内の運転免許試験場では運転手の仕事に関心を持つ人たちがバス会社や地元のタクシー会社がもうけたブースをまわり、会社の人事担当者らが熱心に仕事の内容や待遇などについて説明していました。
また、運転手の仕事に対する不安を少しでも解消してもらおうと、バスを実際に運転できる体験会も行われ、参加者たちは試験場のコースでバスを走らせながら実際の運転の感覚を確認していました。
帯広市の52歳の女性は「大きなバスを運転できるか不安でしたが、実際に運転してみて不安がなくなりました。機会があればバスの免許を取ってみたいと思う」と話していました。
帯広市に本社がある十勝バスの長沢敏彦取締役は「少しでも多くの人が運転手の仕事に関心を持ってもらえるよう今後も積極的に呼びかけをしていきたい」と話していました