タイのスラムの子どものオーケストラが音更町で交流

タイのスラムで暮らす子どもたちで作るオーケストラが音更町を訪問し、地元の子どもたちと音楽を通して交流しました。

音更町を訪れたのはタイの首都バンコクのスラムで暮らす子どもたちでつくる「イマヌエルオーケストラ」に所属するメンバー13人です。
オーケストラは初の日本公演のために行ったクラウドファンディングの寄付金で12日来日し、音更町の駒場中学校で地元の小中学生との交流会に参加しました。
はじめに中学生たちが和太鼓の演奏でタイの子どもたちを歓迎すると、続いてタイの子どもたちも生徒の手本に合わせて和太鼓演奏に挑戦しました。
このあとオーケストラのメンバーはタイの伝統音楽をクラシック風にアレンジした曲など4曲を披露し、音更町の子どもたちは美しい音色に耳を傾けていました。
中学1年生の女子生徒は「苦しい環境の中でも音楽を楽しんで皆で1つになっているのがすごいと思いました。音でほかの国ともつながることができると実感しました」と話していました。
オーケストラでバイオリンを担当するナティー・チャンハーさん(15)は「日本の太鼓をたたくのは初めてだったので、新しい経験ができて良かったです」と話していました。
イマヌエルオーケストラは15日音更町で開かれる音楽会で演奏を披露する予定です。