キルギスの生徒が士幌町の高校生とお菓子を試作

中央アジアのキルギスで食品加工を学ぶ生徒たちが士幌町を訪れ、士幌町とキルギスでともに特産品になっている果物、シーベリーを使ったお菓子を地元の高校生と試作しました。

士幌町の士幌高校を訪れたのはキルギスの農業学校の生徒と教員あわせて10人です。
両校の生徒はJICA=国際協力機構の事業としてキルギスと士幌町でともに特産品になっている果物、シーベリーを使った商品開発を進めていて、きょうは初めていっしょにお菓子を試作しました。
作ったのはクッキーで、オートミールで作る生地に、栄養価が高いシーベリーの皮と種を混ぜる工夫をこらしています。
生徒たちは協力し合いながら材料を手でこねて生地を完成させ、オーブンで20分ほど焼くと、こんがりと焼き色がついたクッキーが完成しました。
キルギスの男子生徒は「シーベリーの新しい活用方法としていいアイデアだと思います。将来は日本の人たちとビジネスをやってみたいです」と話していました。
また士幌高校3年の女子生徒は「日本人だけではなくいろんな人が食べておいしいと思えるレシピを作るよう心がけました。一緒に開発した商品がキルギスでいいブランドになればうれしいです」と話していました。
今後はパッケージのデザインなども生徒たちみずから行い、年明けにキルギスで行われる品評会への出品を目指すということです。