札幌 障害福祉サービス事業所が不正受給で指定取り消しへ

札幌市の障害福祉サービス事業所が介護給付費などあわせて350万円あまりを不正に受給していたなどとして、札幌市は、事業所としての指定を取り消すことを決めました。

指定の取り消しを受けるのは、札幌市の障害福祉サービス事業所、「ヘルパーステーションにいで」です。
札幌市によりますと、この事業所は、障害者の訪問介護などを行っていますが、2018年7月からおととし6月にかけて、実際には行っていない介護を行ったことにしたり、必要な資格を持っていない人が移動の支援を行ったりしていたということで、介護給付費あわせて356万円あまりを不正に受給していたということです。
また、ヘルパーに対して虚偽の記録の作成を指示したうえで、市の監査では虚偽の答弁をしていたということです。
市は支援制度の根幹を揺るがしかねない、著しく不当な行為だとして、来月1日付けで、この事業所の指定を取り消すことを決めました。