やり投げ 北口榛花選手が地元の旭川に 大勢の市民が出迎え

陸上の世界選手権、女子やり投げで日本選手として初めて金メダルを獲得した北口榛花選手が地元の旭川市に戻り、大勢の市民に拍手で迎えられました。

旭川市出身の北口選手はことし8月にハンガリーで行われた陸上の世界選手権、女子やり投げで日本選手として初めて金メダルを獲得し、来年のパリオリンピックの日本代表に内定しました。
世界最高峰の大会、ダイヤモンドリーグの「ファイナル」では、日本選手初の年間チャンピオンに輝き、およそ9か月ぶりに地元の旭川市に戻りました。
北口選手は20日市役所を訪れ、市民などおよそ120人に大きな拍手で迎えられたあと、高校時代の恩師、松橋昌巳さんから花束を手渡され、トレードマークの満面の笑みを浮かべていました。
そして、今津寛介市長からスポーツの推進を担う「旭川スポーツみらいアンバサダー」の委嘱状を受け取り、市長から「来年のパリオリンピックも頑張ってほしい」と期待を寄せられていました。
このあとの歓談では北口選手の父でパティシエの幸平さんが製菓料理長を務める市内のホテルのプリンやエクレアが用意され、おいしそうにほおばっていました。
北口選手は「金メダルを獲得して旭川に戻って来ることができてうれしい。やりを投げる時は1人だが本当に多くの市民のメッセージに励まされている。パリ大会でも金メダルを取れるように頑張りたいし、楽しく競技に取り組んでいる様子を多くの人に見てもらいたい」と話していました。