函館どつくで貨物船の進水式

函館市の造船所で、新しく建造した船を海に浮かべる進水式が開かれ、見学に訪れた家族連れや地元の人などでにぎわいました。

新しく建造されたのは、岡山県の海運会社が発注した全長およそ180メートル、総トン数2万4500トンの貨物船、「CENTURIONGORYO」です。
函館市の造船会社、「函館どつく」で19日進水式が開かれ、家族連れや地元の人などおよそ500人が見学に訪れました。
海運会社の関係者が船につながるロープをおので切断すると、船体に取り付けられたシャンパンとくす玉が割れ、船は勢いよく海に向かって滑り出しました。
見学していた人たちは拍手をしたり、進水の様子を写真に撮ったりしていました。
見学に訪れた地元の大学院生は、「こんなに大きな船が函館で造られていたんだとびっくりしました。これからあの船が安全に航海してくれることを願っています」と話していました。
札幌市の家族連れは、「迫力があって楽しかったです。子どもは驚いて泣いてしまいましたが、船のことが分かるようになったら、また一緒に来たいです」と話していました。
東京から旅行で訪れた60代の女性は、「あんなになめらかに滑るのかと驚きました。函館でのいい思い出になりました」と話していました。
貨物船は、海の上で内装工事などが行われたあと、来年(2024)2月に船主に引き渡される予定だということです。