秋の火災予防運動で小学生たちが注意を呼びかけ

15日から秋の火災予防運動が全道で一斉に始まり、札幌市では、消防署員や小学生たちがこれからの時期に増えるストーブが原因の火事に気を付けるよう呼びかけました。

道内では、ストーブなどの暖房器具を使い始めるこれからの時期に火災が発生しやすくなるとして、15日から「秋の火災予防運動」が行われています。
このうち、札幌市では、南区のスーパーの前に消防署員や地元の小学生などおよそ30人が集まって啓発活動が行われました。
参加した子どもたちは買い物客に▽住宅用火災警報器の点検や交換を呼びかけるティッシュを配ったり、▽ストーブの使い方に気を付けるよう拡声器で呼びかけたりしていました。
札幌市消防局によりますと、ことし札幌市内で起きた火災の件数は15日までに302件と、去年の同じ時期に比べて7件増えています。
また、市内では、14日、清田区で住宅が全焼する火事があり、ストーブが原因とみられるということです。
札幌市南消防署の西野宏治防火推進係長は「久しぶりにストーブを使う時期になるが、古い灯油を使わないことやストーブの周りに物を置かないことなどに注意してほしい」と話していました。
北海道の「秋の火災予防運動」は31日まで行われます。