江差町 エゾシカ対策を関係機関が協議

エゾシカの増加に伴い農林業被害などが急増していることを受けて、関係者が対策を話し合う会議が江差町で開かれ、将来生まれてくる子鹿を減らすためにもメスを優先して捕獲し、増加を防いでいくことなどを確認しました。

16日の会議には、道の檜山振興局や北海道森林管理局、それに地元猟友会のメンバーなど20人あまり出席しました。この中で、道の担当者からはエゾシカによる農林業被害は、道南でも急増していて、2021年度には2億円あまりと、その3年前・2018年度のおよそ2倍に増えていることが報告されました。また、車と衝突するなどの事故も去年1年間に道南では155件と過去最多となったということです。こうした状況を受け、エゾシカの個体数を減らしていくことが重要であることから、将来、生まれてくる子ジカを効率よく減らすためにもメスを優先して捕獲するなど対策に取り組んでいくことを申し合わせました。
檜山振興局環境生活課の今聡人課長は「エゾシカ対策が重要になっているので、積極的に周知をしていきたい」と話していました。