釧路市の日本製紙跡地に複合商業施設2025年夏オープン

おととし撤退した大手製紙メーカー日本製紙釧路工場の跡地に大型のホームセンターなどが集まる複合商業施設が建設されることになりました。

日本製紙釧路工場は需要の低迷から2021年9月末に撤退し、およそ80ヘクタールの広大な跡地の活用が課題となってきました。
こうしたなか、跡地の一部を活用して大型のホームセンターや複数の店舗が集まる複合商業施設が建設されることになりました。
複合商業施設を建設するホームセンター「ジョイフルエーケー」によりますと、施設の敷地面積はおよそ10ヘクタールで、ホームセンターのほかに入居する店舗は現時点では未定で、2025年の夏の開店を目指しているということです。
日本製紙釧路工場のおよそ80ヘクタールの跡地を巡っては、去年から一角がサケの陸上養殖の試験場として利用されてきましたが、大規模な施設の建設が決まったのは初めてです。
工場の撤退以来、日本製紙とともに跡地の活用について検討を重ねてきた釧路市は「このたびの釧路市への商業施設の進出は、地域の新たな雇用創出につながるものと期待している。市としても引き続きものづくり産業の立地も視野に跡地活用に取り組む」とコメントしています。