函館 冬を前に約5000人の市民が参加して清掃活動

冬を前に函館市では、大勢の市民が参加して路上のごみなどを拾う清掃活動を行いました。

函館市では市の呼びかけで、毎年、春と秋に全市一斉の清掃活動が行われていて、毎回およそ5000人の市民が参加します。
15日はJR函館駅前の繁華街、松風町には町内会や企業などから30人ほどが集まり、道端に落ちている空き缶やたばこの吸い殻などを拾い集めました。
参加した60代の女性は「市民が一丸となって取り組めば街がきれいになって住んでる人も幸せになれると思います」と話していました。
また午後には、函館の市電で現役の営業車両の中では最も古い530号が語呂合わせで「ゴミゼロ号」と名付けられ、市内を走行しました。
車内ではごみのポイ捨て防止を訴えるポスターが掲示されたほか、市の職員がごみの削減などを呼びかける講話を行い、乗客たちはレトロな車内を眺めながら講話に耳を傾けていました。
乗車した12歳の男の子は「僕は絶対にポイ捨てはしない、これは僕の人生の目標にしたいと思います」と話していました。