十勝の50代女性 うその投資話で暗号資産1億円超の被害

十勝地方の50代の女性がSNSを通じて知り合った自称韓国人の指南役の男性から、うその投資話を持ちかけられ、およそ1億1530万円分の暗号資産をだまし取られ、警察は詐欺事件として捜査しています。

ことし1月、十勝地方の50代の女性が、無料通信アプリ「LINE」で知り合った指南役から「より多くの資産を増やすのを助けます」などと、暗号資産の運用を持ちかけられました。
警察によりますと、女性は実在する暗号資産の取引所に口座をつくった上で、ことし3月から4月に13回にわたって1回あたり30万円から2100万円分の暗号資産を指南役に指定されたアドレスに送り、あわせておよそ1億1530万円分をだまし取られたということです。
女性が指南役から指示されたアプリ上では、利益が出ているように見えていたということです。
その後、アプリが使えなくなり、指南役と連絡が取れなくなったことから、女性はことし8月に警察に相談し、被害が発覚したということで、警察は詐欺事件として捜査しています。
帯広警察署の管内では、先月以降、1000万円以上をだまし取られる詐欺被害が5件起きていて、被害総額は1億円以上にのぼっています。