道医療大移転 現在の最寄り駅名称を変更する考え JR北海道

北海道医療大学が北広島市に移転する計画を巡り、JR北海道の綿貫泰之社長は現在のキャンパスの最寄りの「北海道医療大学駅」の名称を大学の移転に伴って変更する考えを示しました。

北海道医療大学は、5年後の2028年4月にプロ野球、日本ハムの新球場がある北広島市の「Fビレッジ」にキャンパスと病院を新設し移転することにしています。
JR北海道の綿貫社長は12日の記者会見で、石狩の当別町にある現在のキャンパスの最寄り駅となっている学園都市線の「北海道医療大学駅」について、「少なくとも名称については混乱を招くので、移転時には変えないといけない」と述べ、大学の移転に伴って駅名を変更する考えを示しました。
一方、駅や学園都市線の一部区間の廃止の可能性について問われたのに対して、綿貫社長は「大学の跡地がどうなるのかによって変わるので、もう少し状況を把握してから考えることになる」と述べました。
また、札幌市とJOC=日本オリンピック委員会が2030年冬のオリンピック・パラリンピックの招致を断念したことに伴う北海道新幹線の札幌延伸への影響については、「国から開業時期を変更したという事実は聞いていないので、現在のスケジュールを守れるように準備を進めていく」と述べました。
JR札幌駅前の再開発事業について、今年度としている着工の予定を遅らせる可能性を問われたのに対して「資材価格や人件費が高騰しているので、工事費を抑えるためいろいろ検討している」と述べました。