栗山英樹さん 栗山町で一日警察署長 特殊詐欺防止呼びかけ

プロ野球、日本ハムや日本代表を監督として率いた栗山英樹さんが、空知の栗山町で一日警察署長を務め、特殊詐欺の防止を呼びかけました。

ことし3月に行われた、野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで、日本代表を優勝に導いた栗山さんは、日本ハムの監督時代から栗山町に住んでいて、町民と交流を続けています。
栗山さんは12日、栗山警察署の五十嵐直文署長から一日警察署長を委嘱され、出発式では、「世界一の警察を目指して、栗山町の安全のために一日、がんばっていきましょう」と警察官などに呼びかけました。
このあと栗山さんは、町内の銀行などを訪れて、町の人たちに、「詐欺に気をつけてくださいね」と声をかけながら、特殊詐欺の手口などが書かれたチラシなどを手渡していました。
町内に住む80代の女性は、「栗山さんはもちろん知っているので、会えたことに驚きました。詐欺にも気をつけたい」と話していました。
道内では、ことし特殊詐欺の被害が先月末時点で、▼120件発生し、▼被害総額はおよそ2億7600万円にのぼっていて、警察は注意を呼びかけています。