芽室町の観光施設「めむろ新嵐山スカイパーク」営業終了

町の第三セクターが運営する芽室町の観光施設、「めむろ新嵐山スカイパーク」が営業を終了しました。町は施設の今後のあり方について住民の意見などを聞きながら検討していきたいとしています。

営業を終了した芽室町の「めむろ新嵐山スカイパーク」は今からおよそ60年前の昭和39年に開設された町営スキー場が始まりで、宿泊施設やレストランが併設された観光施設として長く親しまれてきました。
しかし、施設の老朽化や新型コロナウイルスの影響でここ数年は経営難が続き、町が先月(9月)、施設を運営する第三セクターへの支援金、およそ5200万円を計上した補正予算案を町議会に提出しましたが、「支援金ありきでは経営再建は見込めない」などとして否決され、その後第三セクターが営業終了を発表していました。
けさの施設では屋外の飲食スペースでイスやテーブルを片づける姿が見られたほか、施設の内部も看板などが撤去され、閑散としていました。
営業終了に伴って、36人いた従業員はすべて職を失うことになり、このうちの1人は「多くの人から営業終了を惜しむ声が寄せられた。自分たちも今後のことが見えず不安だ」と話していました。
芽室町は施設の今後のあり方について住民の意見などを聞きながら検討していきたいとしています。