今シーズンも鳥フル警戒 道 養鶏場などへの指導強化を確認

鳥インフルエンザへの対策を話し合う道の会議が開かれ、美唄市で見つかったカラスの死がいの検査結果などを踏まえ、今シーズンも「高病原性」のウイルスが道内に入り込むおそれがあるとして、養鶏場などへの指導を強化していくことを確認しました。

会議には、道や自衛隊の関係者およそ50人が参加しました。
はじめに道の担当者が今月4日、美唄市で死んだカラスに行った簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたことを説明し、「高病原性」かどうかはまだわからないものの、今シーズンも道内に入り込むおそれが高いと指摘しました。
その上で養鶏場にウイルスを運ぶ野鳥やネズミの侵入対策を徹底するよう事業者などへの指導を強化することなどを確認しました。
鳥インフルエンザをめぐっては、ことし3月から4月にかけて千歳市の養鶏場で「高病原性」のウイルスが相次いで検出され、120万羽以上が処分されたことで卵の流通に大きな影響が出ました。
道畜産振興課の小田茂樹家畜衛生担当課長は「まずは農場で発生させないことが重要で、指導や講習などを通じて道も一丸となって対応していく」と話していました。