勤務中に頻繁にFX取引 札幌国税局勤務の職員 懲戒処分

勤務時間中に外国の通貨を売買するFX取引などを1万5000回以上繰り返していたとして、札幌国税局は40代の職員を6日付けで停職1か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは札幌国税局に勤務する40代の男性職員です。
札幌国税局によりますと、職員は去年7月からことし8月までの1年あまりにわたって、勤務時間中に自分のスマートフォンを使い、FX取引などを1万5000回以上繰り返していたということです。
頻繁に離席することを不審に思った上司が事情をきいたところ、本人が取り引きを認めたということで、札幌国税局は、国家公務員法の職務専念義務違反にあたるとして、6日付けで停職1か月の懲戒処分にしました。
内部調査に対し職員は「市場が気になり、自分を抑制できなかった。大変申し訳ない」と話し、きょう付けで辞職したということです。
札幌国税局の勝野昌博国税広報広聴室長は「信頼を損なう誠に遺憾なものと受け止めており、深くおわび申し上げます。職員の非行の未然防止について、より一層の徹底を図り、税務行政に対する信頼確保に努めていく所存です」などとコメントしています。