自見沖縄・北方相 ”ウポポイ 年間100万人を目指す”

アイヌ施策を担当する自見沖縄・北方担当大臣が、胆振の白老町にあるアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」を就任後初めて訪れ、「年間目標である100万人を目指して取り組んでいく」と述べ来場者の呼び込みに力を入れていく考えを示しました。

先月の内閣改造で、新たにアイヌ施策を担当することになった自見大臣は、5日、視察のため白老町にある「ウポポイ」を就任後初めて訪れました。
自見大臣はアイヌの人たちの遺骨が安置されている慰霊施設に献花したあと、ウポポイの概要について説明を受けたり国立アイヌ民族博物館を見学したりしました。
また非公開で北海道アイヌ協会の大川勝理事長らと懇談したほか、ウポポイの職員とも意見を交わしました。
視察を終えて記者団の取材に応じた自見大臣は「ここに来るとアイヌの歴史や文化を学ぶだけではなく体験できるということがすばらしい魅力であると感じた」と述べました。
そのうえでウポポイが年間の来場者の目標として掲げる100万人に到達するまで3年あまりかかったことをふまえ「関係省庁や北海道ともしっかり連携して年間目標を目指して取り組んでいきたい」と述べ、有識者検討会で戦略を見直し観光客などの呼び込みに力を入れていく考えを示しました。