旭岳で紅葉が見頃 鮮やかな赤や黄色に染まる 初冠雪も観測

大雪山系の旭岳では紅葉が見頃を迎え、山肌が赤や黄色に鮮やかに染っています。4日は初冠雪も観測されました。

道内で最も高い標高2291メートルの旭岳は、全国でもいち早く、紅葉が始まることで知られています。
ことしは平年よりも2週間ほど遅く先月中旬から山頂付近で紅葉が始まりました。
標高1300メートル付近の中腹付近では見頃を迎えていて、「ナナカマド」や「ダケカンバ」が鮮やかな赤や黄色に色づいています。
旭岳の5合目、標高1600メートルほどの地点にあるロープウエーの姿見駅の近くでは、訪れた人たちが「チングルマ」を写真に収めるなどして思い思いに楽しんでいました。
旭川地方気象台によりますと、旭岳では4日、平年より9日遅く、「初冠雪」が観測され、このところの冷え込みで山肌の色づきも進んでいるということです。
北九州市から訪れたという60代の女性は「旭岳の紅葉を見るために北海道を訪れました。山が紅葉で赤や黄色に色づき山頂は雪で白くなっていてここでしか見ることができない景色ですね」と話していました。
ロープウエーの運営会社によりますと、旭岳の紅葉は今月中旬まで楽しめるということです。